Hue早島とは

人と文化が交わり、新しい色が生まれる場所

Hue(ヒュー)とは「色彩や色相、その人らしい特色」という意味を持ちます。
この場所からさまざまな人の暮らしを彩り、
またさまざまな人が集まり関わることによって、
新しい価値(色)が生まれることを目指した施設です。
早島駅前にあった昭和初期に建造された花ござ工場のリノベーションを行い、
新しい複合施設としてこの度生まれ変わりました。

施設の歴史

提供:早島町教育委員会

畳表・花ござの町 早島町

早島町は、かつてはい草や畳表・花ござの一大産地として知られていました。
室町時代後期(約500年前)には、すでに畳が盛んに生産されていたことがわかっています。明治以降、花ござが開発されるとアメリカを中心に海外へも頻繁に輸出されていました。
ライフスタイルや産業構造の変化とともに、次第に規模は縮小されていきますが、今もなお畳の製造や問屋は町内に数多く存在しています。

提供:早島町教育委員会

花ござ工場としての歴史

この建物は、昭和20年ごろに建造され、色とりどりの花ござを製品として仕上げる”色どめ”と呼ばれる最終工程を行う場所として、長年稼働していました。工場内では建物の端から端までを専用の大型機械が設置され、花ござを全国へと出荷すべく、日夜稼働していたのです。
早島での畳産業の縮小化に伴いその操業を停止するまで、半世紀以上に渡って花ござ製造におけるその仕上げを担っていたのです。

この場所からふたたび暮らしを彩るために

かつての花ござが、人々の暮らしを様々に彩ったように、
この場所からまた地域の暮らしを彩りある豊かなものにしていきたい。
私たちはそう考えています。
地域の歴史の一部を形成してきた建物として、次の世代に継承しつつも、
新しい価値を生み出す施設として十人十色が関係し合い、
相互に影響し合うことによってまた新しい彩りが生み出されていくことを願い、
この場所を「Hue HAYASHIMA(ヒュー早島)」と名づけました。

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